昨年2月の市民公開シンポジウム「炎症性腸疾患の理解と克服」での渡辺守東京医科歯科大教授の講演の要約をIBDニュース31号で読むことが出来る。
この講演には私も出席し拝聴したが、一番勇気付けられる講演だった。
この講演のメッセージは、「『IBDは治らない病気』と悲観する患者がいるがそれは間違いだ」ということだと思います。
要旨としては、
・今現実にある治療法でも7割以上の患者は緩解に導ける、
・うまく付き合えば決して難しい病気ではない、
・この10年で腸の仕組みの解明が進んできて、それとともにIBDの仕組みがどんどん分ってきて、同時に治療法の開発に繋がっている
ということです。是非本文を読んでみてください。
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IBDは本当に原因不明で治らない病気なのでしょうか? |
2007年01月05日 |
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特に
<本文から引用>
最も大切なことは、治りにくい状況になったら、「もう一度頭を白紙に戻してどんな治療でも、またやってみよう」とする患者さんと医者のお互いの理解です。
<以上>
という箇所が、今回手術して生活のいろんな面を見直している自分にはつくづく実感されます。
>患者さんと医者のお互いの理解です。
そうなんですよね。医師との相性によっては、患者としてなかなか言いたいこともいえないことがありますよね。
1966さん、
>信頼関係を築くのが大事だとおっしゃってるようですが、
渡辺先生に診て貰っている方も同じようなことをおししゃっていました。そういう主治医にあえて良かったですね。私も今の主治医とそういう関係を作りたいと思っています。
教授ですが偉ぶらず、わからないときは、知ったかぶりせず、「うーん困りました」と患者と一緒に悩んでくれます。
必要があるときはお腹も触診しますし(意外とやらない医師がいる)、薬も教科書通りでない、独自で考えた処方もしています。
医科歯科大は渡辺先生以外の医師も充実していてIBDに詳しい先生は4人〜5人くらいいるようで、入院したときも安心です。
夜中に腸閉塞で救急車で運ばれたときは10人くらいの消化器専門医が呼ばれて、あちこち診てくれたのにはビックリ。
いまのところ混んでいませんが(30分〜1時間待ちくらい)あんまり医科歯科大が良いというと、混んじゃうと困るのでほめるのもジレンマです。
研究者としてだけでなく、臨床医師としても一流なのですね。あの写真の強面からは想像しずらかったりしますがw
>夜中に腸閉塞で救急車で運ばれたときは10人くらいの消化器専門医が呼ばれて、あちこち診てくれたのにはビックリ。
串間さんも苦労されてますね。それにしても夜中に10人の専門医が集合なんて頼もしいです。
>いまのところ混んでいませんが(30分〜1時間待ちくらい)あんまり医科歯科大が良いというと、混んじゃうと困るのでほめるのもジレンマです。
そうですね。あれだけの有名医なのに意外と医科歯科大に通っているという患者さんには会った事がありません。でもこれからどんどん増えそうですね。
>適切な治療が行われれば多くの患者さんはよくなります。一方、自分勝手に判断される患者さんは失敗します。
>「あれはいやだ。」「これはやりたくない。」「これは前に効かなかった。」となれば本当に治療に困ります。
うわぁ、これ・・・私そのものだ。
頭を白紙に戻すですか。今の私に必要なことかも知れません。ちょっとだけ反省です。
>しかし、どこが変わったんだろう・・・。
私の印象ではレミケと免疫抑制剤の使用率がかなり上がった感じがします。またその延長線上のものとして、早期のレミケ、いわゆるトップダウン療法も増えているし、治験中の薬もかなりの数です。
>適切な治療が行われれば多くの患者さんはよくなります。一方、自分勝手に判断される患者さんは失敗します。
>「あれはいやだ。」「これはやりたくない。」「これは前に効かなかった。」となれば本当に治療に困ります。
これは患者が何故自分勝手に判断するのか、何故いやだいうのか、ということも考えて欲しいところだと思います。自分で判断せざるを得ないような医師、つまり知識も説明も不十分で、患者が不安に思うような医師も少なからずいるのではないかと思います。
渡辺先生は有数の臨床医ですが、専門医の全てが、渡辺先生のように患者から信頼を得られる知識と能力と人柄を持っているわけではないですからね。
患者の目からすると、『十分患者に納得して貰える説明が出来る医者にめぐり合えない人は失敗します』ということもあると思います。
なるほど。そういう見方もあるのですね。
では自分の場合はなぜかということを考えてみました。
それは、病気は何でもそうですが、特に治療法のわからない難病に関しては現代医学の及ばぬところがあると考えているからです。極端な言い方になりますが、西洋医学的手法が全てであるとは到底思えません。
なので、強い薬を使って症状を押さえ込むという方法には抵抗を感じます。渡辺先生はそのあたりのさじ加減がお上手ということでしょうか。
>では自分の場合はなぜかということを考えてみました。
私の最初のコメントの主語は『医師』であり、患者ではなかったのですがw
>強い薬を使って症状を押さえ込むという方法には抵抗を感じます。
それはその通りだと思います。強い薬を使えば、使うほど、その反動として、更に強い薬を使わなければならなくなるということが起こりやすくなるはずだと私も思います。ただ強い薬を使えば直りが症状を抑えられます。症状が耐え難いレベルになったら、あるいはなる前に一時的に強い薬を使えば、反動もそれ程ないのではないかと思います。(強い薬というのはブレドニンを念頭においています)