読後感は新たなハードボイルドを発見した感じである。典型的なハードボイルドに比べると少ないものののニヒルなかっこいい台詞がちりばめられており、主人公の正義漢ぶりは読んでいて気持ちが良かった。
実に爽快なストーリーだった。映画を見た後でも、否映画を見た後だからこそ面白かったのかもしれない。
『映画を見た後だから』というのはあのダコタファニングの残影を引きずっているから。映画『マイボディーガード』での彼女はそれ程可愛かった。もっとも映画での彼女が小学校低学年にしか見えないのに対し、小説での設定では小学校5年生なので大分異なるのだが、この年齢差が小説と映画でのピンタの運命の差を生んだのかもしれない。いづれにしても感情移入しやすかったのは確かである。
映画でも思ったが、全体の3分の一でしかないのクリースィとピンタとの交流だけで十分面白い物語が成立している。全部で4部に分けられているのだが、各部のストーリーが非常に濃密で息をつかせない。勿論続編を購入しました。
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