『2004(平成16)年度 難治性炎症性腸管障害に関する調査研究』に掲載されている論文の目次。
難治性疾患克服研究事業の一つ。以下目次。
(内科的治療法の工夫と2004年度治療指針案)
1.UC(潰瘍性大腸炎について書いてあるため省略)
2.UC
3.クローン病の薬物療法:治療指針改定案(2005)
4.小児クローン病治療指針案
(外科的治療法の確立と工夫)
5.Crohn病痔ろうに対するレミケードの使用経験
6.IBD外科手術における術野感染症(SSI:surgical site infection)の現状に関する調査研究
7.在宅中心静脈栄養(HPN)を必要とするクローン病症例に関する調査研究
8.肛門症状先行クローン病の研究
9.UC
10.Crohn病肛門病変の診断と治療-crohn病肛門病変アトラスの作成ー
11.炎症性腸疾患に対する腹腔鏡手術手技に関する共同研究
12.UC
13.回腸嚢肛門吻合に緊張がかからないための工夫に関する研究
14.UC
15.クローン病術後の経腸栄養療法の再発予防効果の検討
-RCT projectの進行状況ー(第二報)-
16.Pouchitisの管理と予防:『回腸嚢炎の診断基準』
17.Crohn病に対する外科治療の現況調査(2)
(QOLの評価と改善)
18.Crohn病外来患者のQOLに及ぼす在宅経腸栄養療法の影響
19.UC
(データベースの拡充・活用と疫学的解析)
20.炎症性大腸炎とCrohn病の臨床調査個人票に関する研究
21.クローン病および潰瘍性大腸炎に関する疫学指標の検討
(医師主導の臨床試験の実施とその評価)
22.クローン病に対する抗菌薬治療に関する多施設共同無作為化比較試験の計画と臨床試験プロトコールの作成
(サーベランスの確立)
23.UC
24.Colitic cancerにおけるIL-6 trans-signalingの関与に関する研究
25.UC
(疾患関連遺伝子の追究)
26.遺伝子多型を用いた炎症性腸疾患感受性・疾患修飾遺伝子の検討
27.炎症性腸疾患とTAP2遺伝子多型に関する研究
(腸内細菌の関与(病態、治療への応用))
28.クローン病の食事に関する日英比較とIBDにおけるProbioticsとPrebioticsお使用状況の実態調査
(病態追究)
29.IBDの病態解明に向けてRegenerating gene蛋白の炎症性腸疾患の病態への関与
30.炎症性腸疾患におけるHeme oxygenaseお役割に関する研究
31.ベーチェット病
32.?型腸管上皮細胞間T細胞の胸腺外発達分化局所の追究
33.抗ECP抗体によるDextran Sulfate Sodium腸炎の抑制
34.SAMP1/Yitマウス回腸炎粘膜における免疫担当細胞胴体の生物観察および抗接着分子抗体の腸炎抑制効果の検討
35.UC
(エビデンスに基づく診療ガイドライン開発と診察オプションの策定)
36.UC
37.UC
(粘膜再生治療)
38.粘膜再生治療ー基礎面からー実験動物モデル
39.骨髄間葉系幹細胞を用いた炎症性腸疾患の治療法の開発
40.実験大腸炎モデルにおけるHGFの作用機序の解明
41.炎症性腸疾患に対する再生誘導療法の開発
42.最近、ウイルス抗原のToll like receptorを介した腸上皮細胞創傷治癒に及ぼす影響
43.臓器繊維化におけるアクチビンの関与
44.腸管粘膜上皮再生における肝細胞増殖因子活性化因子の役割
45.UC
色々面白そうなものがあるので読んで見たい。
本文は厚生労働科学研究データベースの『検索語』に『炎症性腸管』と入れると一番上にヒットするのでそこからpdf文書をダウンロードできる。
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2004(平成16)年度 難治性炎症性腸管障害に関する調査研究 目次 |
2006年02月22日 |
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難しそうでなければ自分も読んでみます
へこたれそー
>読んだらブログに感想書きます。
Mixiですよね?楽しみにしています。私もまだ殆ど読んでいないので。
Dogさん、
半分はUC関連ですし、さらに粘膜再生治療なんかはちんぶんかんぷんなので、読めるところは少ないですよねw
もっとスゴイのは、引用文献だけでも20ページもあることです。本気でやってくれているのが分かって嬉しいですね。
1年以上前のものとはいえ、無料でアップしてくれるのは非常に嬉しいですね。
例えば、最新号の Lancet にクローン病の原因に関する論文が載っています。
一言で言うと、免疫の過剰ではなく免疫不全が原因の可能性があるということです。
論文自体は読むのが難しいかもしれませんが、
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/4740632.stm
に解説記事があるので参考にしてください。
バイアグラが効くかもしれないという結果も出たそうです。
Lancet と言えば最高レベルの雑誌の一つなので、それなりに信頼性はあるものと思われます。まあ例外も多いですが。
ただ私の場合は免疫抑制剤が効くので、上記のケースとは別のものではないかと考えています。
>Lancet と言えば最高レベルの雑誌の一つなので、それなりに信頼性はあるものと思われます。まあ例外も多いですが。
その通りですね。素人の私の目にはこの論文は例外に当たりそうな感じです。
少なくともクローン病の原因が免疫の亢進ではなく、免疫不全というのは通説まではいなないとしてもかなり多くの学者に信じられていると思います。
理由は同様の理論に基づいたLeukine
http://crohn.seesaa.net/article/495419.html
のような薬が開発中でこれまでかなり良好な成績を上げていることや
免疫抑制剤という名称を『免疫調整剤と呼ぶべきだ』という学者が主流であるためです。
ただここに書かれている幾つかの指摘自体は的を得ているものも多いと思います。例えばCD患者の血流の悪さは私も含め実感されている人はおおいのではないでしょうか。もっともそれをバイアグラで直すなどというのはちょっと乱暴な気がしますけどw
白血球の問題も含め、まずは呼吸法やヨガなどで自律神経を整えられたら理想なんですけどね。
> http://crohn.seesaa.net/article/495419.html
> のような薬が開発中でこれまでかなり良好な成績を上げていることや
BBC の記事の中でも言及されていますね。
ただ、GM-CSF (leukine) はかなり様々な作用を持つので、免疫系の活性化が治療効果と関わっているというのはあくまで推定でした。まあ「免疫系の活性化」という言葉自体がかなり大ざっぱな言い方ですが。
今回の結果の新しいところは、クローン病の患者で免疫系の機能低下が(少なくともある局面において)直接示されたという所にあります。
これがどれだけ一般的なものか、症状の出現とどれだけ関わっているのかは今後の研究に待つという事になります。
> 免疫抑制剤という名称を『免疫調整剤と呼ぶべきだ』という学者が主流であるためです。
免疫系というのは多種多様な細胞がいろんなシグナルをやりとりして互いに刺激したり抑制したりしている訳なので、ある時にはAが増えてBが減り、別の時にはCが増えてDが減るといった具合に、一概に活性化、抑制化と言ってしまうのは乱暴な話です。そういう意味で、免疫系に作用する薬物は全て免疫調整剤というのが正確でしょう。上記の GM-CSF も同じです。
ただまあ例えば「ある種の白血球の数」といった一点に注目すれば増えるか減るかなので、それをもって「活性化剤」「抑制剤」と呼んでいるだけの話です。
好中球(neutrophils)が少ないというところですね。
>これがどれだけ一般的なものか、症状の出現とどれだけ関わっているのかは今後の研究に待つという事になります。
全くその通りですね。少なくともここまで分からなければという気がします。
また何か面白そうな記事があったら是非ご紹介下さいm(__)m