在宅医療管理指導料と通院回数

2006年02月14日

先日通院した時にいつものように看護士さんにマンスリーキット二箱と鼻注用チューブを10本をお願いしたら、看護士さんから『実は今度から1か月分しかお渡しできなくなりました』と言われた。


これからは診察がない月でもマンスリーキットと鼻注用チューブを取りに来て欲しいそうだ。

理由は在宅成分栄養経管栄養法 指導管理料("指導料")は毎月徴収する必要があり、鼻注用ポンプのレンタル料とそれに付随するマンスリーキットなどの品代は指導料で負担しているのに、診察がない月は指導料を徴収できてないため、病院の持ち出しとなっているためだそうだ。

以前たじまさんのところで話題となっていたことである。

たじまさんの記事に書きこんでくれたフィンランド人さんによると
指導料の対象となるのは『ほとんどは神経系難病や脳卒中後遺症の重症患者が対象』で
『最低月1回患者、付き添い家族や介護従事者に専門指導員(DrかNS)が医療行為のアドバイスを行い、在宅栄養補給を管理する』ことを前提にしているものだそうだ。『栄養チューブ接続周辺からの誤嚥や感染防止、等も含んだ結構リスクのある医療行為を評価、義務付け』られた高度な医療行為であるため、保険点数も5,500点(つまり5万5千円!内訳:在宅成分栄養経管栄養法指導管理料2,500点、栄養管セット使用加算2,000点、注入ポンプ使用加算1,000点)と高い。

『最低月一回』というところが前提となっているところが、みそである。そのため、月一回通院しなければ保険医療の対象から外れるということにもなりかねないそうだ。ただこの『最低月一回』という部分は重要な部分であるにもかかわらず、ネットで検索しても見つからない。ネットで分かるのは、病院が月に1回指導料を請求できるという点だけである。この『最低月一回』という部分は病院から資料を提示してもらうつもりだ。 

問題は毎月器具を受け取りに行く必要があることが明確になった場合だ。この場合、素直に毎月取りに行くのかどうか。

そもそも2ヶ月に一度の通院で済むのにわざわざ器具を取りに行くためだけのために、病院に行くのは本末転倒だと思う。

それにポンプのレンタルとあのペットボトルやチューブに5万5千円というのは暴利だ。具体的な数字は分からないが、これなら2ヶ月に一度でも十分採算はあっているはずである。他の治療でも比較的高額な医療を使っているのだから、この辺は考慮してもらっても罰は当たらない気もする。

病院が制度に則っている以上、月に1度行くことにするのか、それとも本末転倒だ、暴利だといってごねて見るのか、はたまたこれを機会に病院を変えてしまうか、悩むところである。

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posted by くろーん40 at 14:04 | Comment(16) | TrackBack(0) | 鼻注 (経腸栄養法)
この記事へのコメント
たしかに、暴利ですねぇ。高い!
でも、医療費関係って、ホントに、ワケがわからなくて、きっと、お医者さんもわかってなくて、聞きたくても、なかなか聞けないんですよね。
くろーん40さんは、あいかわらず、すごい探求心ですね。素晴らしい♪
Posted by oyukkie at 2006年02月14日 15:52
まさに、弱いものいじめ
こういったことがどんどん出てきそうで、将来が不安ですね
今のこういった締め付けは、いつか問題になることがわかっているのに、先延ばしにするという、元来からの政策となんら変わらない
もっと先を見据えた制度改革はいつ成せるのだろう
Posted by Dog at 2006年02月14日 16:51
 このことに関して、確かに病院側の不誠実な説明自体には不信感がありますが、オープンになった請求のしかたに関しては「アリ」かなと思っています。

 暴利かそうでないかは病院の姿勢にもよります。病院が利益を患者に還元する姿勢であれば利益を追求して良いと考えます。まして、今回のことは病院が独自に考えたことではありませんので、責められるべきは制度を維持している厚生労働省でしょう。

>そもそも2ヶ月に一度の通院で済むのにわざわざ
>器具を取りに行くためだけのために、病院に行
>くのは本末転倒だと思う。

 以下は正直な思いですので、非礼を承知の上で書きます。

 鼻注をしていことで、さほどの身体的不自由がないにもかかわらず(このことが私が申請するのをためらっている理由ですが…)身体障害者手帳を交付されていることはどうなんでしょう。これも、厚生労働省の同じ規定に則っているだけなのではないでしょうか。

 誤解しないでいただきたいのは、取得していることを責めているのではありません。同じ規定に則って行われていることに対して自分の都合の悪い部分だけを責めることが正しいと思えないだけです。
Posted by クローンライダー at 2006年02月14日 18:14
私も少し疑問に思いますね。
病院が法人化になって、診療点数が急にあがり(今まできちんとできてなかったみたいです)当然、自己負担金額が増えたので同じ診察なのにびっくりして、会計に聞きにいきました。
指導・在宅料についてくろーん40さんの書かれているようにいわれたのですが、
「ではポンプだけども、自費で買ったら指導・在宅料の点数かわりますか?」と尋ねえたら、私の病院では変わらないらしいです。
なんか変だなと思いながら、今も月1の通院です。(ポンプは24万円なので実際買うとなると、しり込みするんですけど・・でも5万5千円払っていけば、充分もとをとってますね。)
健康保健(?)有効に使われているのかな?
Posted by azami at 2006年02月14日 20:01
確かにただ払うだけのために病院に行くのは不都合だと感じるかも知れませんね。
うーん、でもそれはくろーん40さんが緩解期を維持しておられて、2ヶ月に1回の通院で許されているから(想像ですが)であって、なかには必ず月1とか2週間後に来なさいと言われているクローン病患者さんもいるかも知れないし・・・。
あまり責めるのもどうかと思うのですが・・。

あと確かに暴利のように思えますが、いずれにせよ受給者証の月額上限金額以上は払ってませんよね?そこがちょっとピンときませんでした。

すいません、率直な感想です。
Posted by 内務卿 at 2006年02月14日 22:37
まさか私が文句を言ったから、くろーん40さんのところまで飛び火したわけじゃないですよね?^^;

結局、自分は払わなくて済むことになったんですけど
負担増になるわけですから、そのことに対して
説明くらい要求したほうがいいのではないでしょうか。
2か月分を支給してはいけないわけではなくて
あくまで病院側の都合なわけですし。

ちなみに健保組合の回答も払う必要はないということでした。


Posted by たじま at 2006年02月15日 01:56
>クローンライダーさん

えっとですね、この問題と手帳の件を同列で語るのは違うと思うのですが。

まったく別の問題ですよね?
Posted by たじま at 2006年02月15日 02:05
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健康に関しても情報が山盛りです。
Posted by ローラ☆22 at 2006年02月15日 02:51
oyukkieさん、

>医療費関係って、ホントに、ワケがわからなくて、きっと、お医者さんもわかってなくて、聞きたくても、なかなか聞けないんですよね。

たじまさんやクローン病・記のQuaさんのブログでも医師や病院が患者に説明できないという事例が出てます。スーパーのレシートを見れば、自分が何に金を払ったか分かるのに、医療費のレシートを見ても何に幾ら払ったか皆目検討が付かないですよね。

Dogさん、

>もっと先を見据えた制度改革はいつ成せるのだろう
今の皆保険制度はうまく行っている部分も多い一方で、病院にかかる人が異常に多いというゆがみも生じてきてますよね。制度改革の本を読んだことがありますが、政府。病院、患者によってその方向性がかなり異なり、調整が難しそうです。

クローンライダーさん、

まずは何が正しい情報なのか、つまり本当に月1回の通院が必要とされているのかというところから確認したいと思います。

>同じ規定に則って行われていることに対して自分の都合の悪い部分だけを責めることが正しいと思えないだけです。
もし同じ規定に沿って決められていることなら、これは一理ありますね。患者として利益は享受する一方で義務を怠るのは何事かということだと思います。

繰り返しになりますが、このことについてはまず制度をしっかり確認したいと思います。

また月に一度通院することが患者の義務かというとやはりおかしいといわざるを得ません。不要な医療費を支払うのは、自分の懐以上に保険組合や国の懐を痛めているわけですしね。

まあ私の場合根底にあるのは、今の主治医に対する物足りなさなのかも知れません。そんな気持ちがこの件で病院に反発を感じさせているのかも知れません。

もう少し事実を確認し、考えて見ます。
Posted by くろーん40 at 2006年02月15日 09:41
 くろーん40さんの仰るように根本的な問題は医療制度の問題であって、それをよしとする病院の体質の問題ですね。

 全くの感情論を手帳の取得と絡めて論じてしまい申し訳ありませんでした。m(_ _)m
Posted by クローンライダー at 2006年02月15日 10:36
Azamiさん、

>病院が法人化になって、診療点数が急にあがり(今まできちんとできてなかったみたいです)当然、自己負担金額が増えたので同じ診察なのにびっくりして、会計に聞きにいきました。

実は私も昨年の領収書を見ると指導料を取られていない月もあったのに気が付きました。

>「ではポンプだけども、自費で買ったら指導・在宅料の点数かわりますか?」と尋ねえたら、私の病院では変わらないらしいです。

5500点の内訳は在宅成分栄養経管栄養法指導管理料2,500点、栄養管セット使用加算2,000点、注入ポンプ使用加算1,000点なので少なくとも1000点は病院の収入は少なり、患者の支払いは特疾があるので、変わらないことになりますね。

内務卿さん、
>なかには必ず月1とか2週間後に来なさいと言われているクローン病患者さんもいるかも知れないし・・・。
そういう患者さんが殆どなのだと思います。

>あと確かに暴利のように思えますが、いずれにせよ受給者証の月額上限金額以上は払ってませんよね?そこがちょっとピンときませんでした。

その通りですが、今は2ヶ月に一度の通院なので2ヶ月に一度しかその上限金額を支払っていないわけです。ところが毎月通うことになると、年間では倍の支払いになるのです。最も昨年は色々あって通院しなかった月は数ヶ月しかなかったのですが。
Posted by くろーん40 at 2006年02月15日 13:51
この件では私も病院の医事課とずいぶんやりとりし、社会保険事務所にも電話で相談しましたが、「決まりだからしょうがない」みたいな結論にしかなりませんでした。
一生在宅経腸栄養をやらなくてはいけない、それに加えて一生納得のいかない保険料を払い続けなくてはいけない、住宅ローンならまだ希望もありますがやりたくないものに支払義務が一生続くと思うとクローン病に対してあらためてネガティブになってしまいました。
そこで悔しいから経口を習得しましたよ!!納得いかない保険点数なんて正々堂々と払ってやんねーよ!!!って。障害者でもなくなるし、なんだってぇんだー
って・・・これはイレギュラーな解決ですが。(^o^)
持病一つでいろいろありますが、おかしいと思うことは声をあげないといけないですよね!何かが変わるきっかけってこういうところからうまれるかもしれないし。患者が団結すれば法改正だってあるかもしれない。
Posted by きー at 2006年02月15日 19:00
まず鼻注がそんなにお金のかかるものだったなんていうことに驚きです。「栄養指導管理料」っていうけど実際自分で様子みながら投与量調節してるから、そんなにきめ細かく指導してもらった記憶はないんだけどなあ…(^_^;)と、率直に思ってしまいました。
この病気って、完治する方法がまだ確立されてなくて、治療法にしても発展途上中だからどうしてもお医者さんが頼りなく思えることもあって患者としてはイライラさせられますよね。

声をあげなきゃ、制度って変わらないと思います。
(役所の担当者に気づいてもらえないから。)
私も上記のきーさんと同意見です!
Posted by ゆかり at 2006年02月15日 20:41
たじまさん、

>まさか私が文句を言ったから、くろーん40さんのところまで飛び火したわけじゃないですよね?^^;
私も『え〜っ、もしかして』って一瞬思いましたよ(笑)。『何時から何をきっかけにそうなったのですか』と聞いてもはっきり答えてくれないんですよ。失念していただけなのか、お役所からの指導があったのか、良く分かりません。後者なら今全国的にこういう問題が発生しているのかなと思い、記事にしてみました。

>結局、自分は払わなくて済むことになったんですけど
それでたじまさんの記事を読み直してみたのですが、払わないで済むようになった理由が明確じゃないんですよね。

>2か月分を支給してはいけないわけではなくて
あくまで病院側の都合なわけですし。
ここの部分をまず明確にすることが一番必要だと思っています。

>ちなみに健保組合の回答も払う必要はないということでした。
そうですか!!それもこころ強いですね。実は医療経理の掲示板で質問してみたのですが、やはり『月に一度必ず』という縛りはないという返答でした。フィンランド人さんも専門家ですし、やはり病院に文章で根拠を明示してもらわないといけないと思っています。

>この問題と手帳の件を同列で語るのは違うと思うのですが。まったく別の問題ですよね?
やはり鼻注で手帳を取っているので全く関係ないとも言えないかな、また手帳のメインのメリットである税のメリットは国の懐を痛め、一方で不要な医療費を払うことは病院の懐を潤すものの、保険組合の財布を痛め、国の懐も痛めるのだから、やはり不要な医療費の支払いには抵抗する義務があるかな、とか。。。。まだ私の中でも整理できてません。

ローラ☆22さん、
ぎりぎりで愛の一票を送らせて頂きました。

きーさん、
>「決まりだからしょうがない」みたいな結論にしかなりませんでした。
たじまさんのところの結論とは違うようですね。『決まりだからしょうがない』のだったら、その決まりをちゃんと示して貰いたい物です。

>って・・・これはイレギュラーな解決ですが。(^o^)
私もそれは脳裏を掠めています。似たもの同士のようですね(笑)。

ゆかりさん、
>鼻注がそんなにお金のかかるものだったなんていうことに驚きです。
そうなんですよ。特疾制度さまさま、なんですよ。それにゆかりさんが書かれているように別に指導もして貰ってないし、更には医師も、なんて考えてしまうから、暴利と思ってしまっているんですよね。実際には私も病院のコストがどれくらいかかっているか分かっていないのですが。
Posted by くろーん40 at 2006年02月15日 23:35
たしかに払わなくていいとは言われたものの
その根拠は教えてくれなかったですね。
その点はうやむやのままです。。。

ちなみに新聞に載ってましたが、06年度から
医療費の内容のわかる明細の発行を義務付けするようです。
改訂案なので実際にどうなるかはまだわからないですが。



Posted by たじま at 2006年02月16日 12:34
>その根拠は教えてくれなかったですね。
根拠はやはり無いようです。詳しくは別記事にしますね。

>医療費の内容のわかる明細の発行を義務付けするようです。
>改訂案なので実際にどうなるかはまだわからないですが。
これはぜひとも必要ですよね。これだけでかなり医療費削減になりそうな気がします。理由はこれも別記事に書くことにさせてください。
Posted by くろーん40 at 2006年02月17日 09:43
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