クローン病の確定診断をする時に、血液検査、レントゲン、CTスキャンの他に、胃カメラ、小腸造影、大腸内視鏡の3つの検査をした。
胃カメラはこの病気になる前にすでに何度か飲んだことがあったが、非常に苦しく、毎回「もう絶対したくない」と思う検査だった。私の場合、特にのどの形が普通とは違い、検査中ずっとのどの反射でゲップが出ており、ずっとゲーゲーとなるのが辛い。人によっては体に麻酔を掛ける人もいるようだが、私の場合も含め、普通は喉の部分麻酔だけである。
そんな胃カメラが苦手な私のような人間に嬉しいニュースがいくつかある。一つはカプセル内視鏡である。カプセル内視鏡は『長さ23mm、幅9mm。かぜぐすり大のプラスチック製カプセルを飲み込むだけで、内蔵された超小型カメラが、胃など消化器の内部を撮影し、外部のモニター画面に映しだす』もので、飲み込んだカプセルは他の食べ物と一緒に排泄される使い捨て型だ。この方式だと全く苦痛を感じないそうだ。ただ私のように小腸に狭窄がある場合は引っかかってしまう心配があるので使えないのが残念である。
カプセル内視鏡は2000年5月にイスラエルのギブンイメージング社が錠剤サイズのカプセルカメラ「M2A」を発表し、以来改良が続けられ、現在PillCamの商品名で10歳から18歳までの子供向けに2003年10月から使われている。
一方日本の開発型メーカーアールエフ(本社・長野市)が改良型の「NORIKA」を発表しており、すでに国内でも今年3月から大阪市立大学やNTT東日本関東病院など全国10施設にて臨床研究が開始された。
M2Aでは画質も悪く、組織検査やポリープ切除が出来なかったのが、致命的といわれていたのが、「Norika」ではこの点も改良されており、期待が出来る。
しかし、カプセル内視鏡はいづれも小腸検査の機械として売り出しており、今までカメラを入れられなかった小腸を見れるという意味で画期的なのである。残念ながら、胃カメラや大腸内視鏡に取って代わるにはまだまだのようだ。
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新しい内視鏡(その1)ーカプセル内視鏡 |
2004年11月16日 |
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小腸内視鏡を使う病院は限られており、いろいろと問題も多いと言います。私が通う病院も苦労の割には得られる情報が少なく、リスクも大きいと、消極的でした。ならば、無線で制御できる小型ロボットみたいなものは開発されないのかと思ったものでした。
体の中をマイクロロボットで探索するだなんてSF映画のようなことが現実になりつつあるのですね。しかもその小ささには驚きました。
小腸の表面積はテニスコートほどもあるといいます。私が通う外来の医師によれば、「もし小腸内視鏡をしたとしても、病変を見つけるのはものすごくたいへんだ。」とのことでした。カプセルなので「行き過ぎたからバック!バック!」というわけにも行かないでしょうし・・・。
しかし、現状では直接患部を診ることができない小腸の撮影が苦痛なく可能になることは朗報ですね。小腸バリウム造影ではわからないことも見えるようになるかもしれません。
ところで、なぜnorikaなのでしょうね?カプセル内視鏡10回で藤原紀香さんが付いてくる?なんてことになれば、クローン病が治ってしまう気がする・・・なんてアホなことを考えているのは私だけでしょうね^^;;;
>小腸の表面積はテニスコートほどもあるといいます。
それがこの腹部に収まっているというのも驚きですね。
>「もし小腸内視鏡をしたとしても、病変を見つけるのはものすごくたいへんだ。」とのことでした。
これはバルーン内視鏡のことを言っているのでしょうか?内視鏡よりもむしろ小腸造影の方が病変を見つけやすいということなのですか。
>ところで、なぜnorikaなのでしょうね?
カプセル内視鏡でググッて見るとこの製品についての記事やインタビューが結構見つかるのですが、誰もそれに触れてないんですよ(笑)。私は最初Nokiaが作ったのだと勘違いしてました。何か藤原紀香のファンだとか子供の名前とかの答えが返ってきそうですが。どちらにしても社長はオタクタイプなんでしょうね。Norikaが誰だかは知りませんが、体の中を検査する機械に名前をつけられてもあんまり嬉しくないような感じがするのですが。
>これはバルーン内視鏡のことを言っているのでしょうか?内視鏡よりもむしろ小腸造影の方が病変を見つけやすいということなのですか。
バルーン内視鏡とは交互にバルーンをふくらませて尺取虫のように腸をたぐり寄せながら挿入していく内視鏡のことですね。
私が初めて下血したのは1992年の年末でした。当時はダブルバルーン内視鏡もありませんでした。それから9年間出血源も原因も特定できなかったわけですが、クローン病はあまり疑われていませんでした。医師の経験では出血源がわずか数ミリの方がいらしたそうで、長く、起伏やひだが無数にある小腸でそれを見つけるのは至難の業で、受けるほうもするほうも精根尽きる検査だ・・・つまり、小腸内視鏡はお勧めできないという説明材料に使われたわけです。
写り方にもよると思いますが、X線造影ではもっと難しいかも知れません。なにせ重なっている腸が平面でしか写らないのですから。
カプセル内視鏡は苦痛がないという点では画期的ですが、先に述べたような微細な病変は内視鏡以上に見つけるのは難しいと思われます。しかし、直接撮影の映像なので、粘膜の状態、潰瘍の有無、深さなどの診断には大いに役立つことでしょう。
>体の中を検査する機械に名前をつけられてもあんまり嬉しくないような感じがするのですが。
そうですね。例えば土建屋のイメージを和らげるためか、建設機械に「○○くん」といった命名をすることがありますが、センスを疑うものも少なくないですね。紀香さんがお腹の中に入ってきても嬉しくないかも・・・。
>写り方にもよると思いますが、X線造影ではもっと難しいかも知れません。なにせ重なっている腸が平面でしか写らないのですから。
なるほどそういう意味でしたか。たしかにそうなると内視鏡でも造影でも関係ないですね。ガンなんかでも同じですし。
>建設機械に「○○くん」といった命名をすることがありますが、センスを疑うものも少なくないですね。
そういう笑えるケース、ありますよね。それだったら皆「昔の映画の『ミクロの決死圏』みたいだ」って言っているのだから、「ミクロの決死圏」という映画の英語の原作名をカプセル内視鏡の商品名としてつけたら面白いかなと思って、検索して見たら"Fantastic Voyage"と邦題と全く関係のない題名でした。さすがに内視鏡にFantastic Voyageはふざけすぎかもしれないけど、Norikaがあるなら、とか色々考えちゃいました(笑)。
さっき、NHKのニュース10でもやってました。
薬を搭載してピンポイントで投与できるものもあるようなので、期待大です。
臨床試験の後、2年後に実用化とのことです。
http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=technologyNews&storyID=6952155§ion=news
>オリンパスが高機能のカプセル内視鏡を発表したようですね。
情報、ありがとうございますm(_ _)m。早速、ニュースリリースを見てきました。昨日発表されたのですね。
http://www.olympus.co.jp/jp/news/2004b/nr041130capslj.cfm
こちらも詳しいですね。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0411/30/news096.html
これまで開発で先行してきたgiven imagingやRFと比べてオリンパスは大資本ですから、ここから開発のスピードが上がるのでしょうね。現状ではRFなどと超音波機能ぐらいしか大きな違いはないのではないでしょうか。方向を自由に変えられるというのも独自のものなのか良く分からないです。先行している企業があるのだから、違いなども発表して欲しかったですね。記事に書いていないだけかもしれないですが。今後は特に画像の鮮明化、小型化、そして処置機能の向上に期待したいところです。